【プチ遠距離介護日誌 杖か?車いすか?の巻】

【プチ遠距離介護日誌 杖か?車いすか?の巻】

先週(7/18)、滋賀の施設にいる義母を訪ねた際、車いすに頼る生活になっていましたが、本当は歩ける力があるのに体が楽な車いすに頼ってしまっているようでもありました(施設付の医師は「湿布で対応できるし、病院の受信」は不要との判断)。ただし人の痛みは本人にしかわからないので、1週間様子を見てその時点で痛みが治まらなければ、整形外科を受診する、ということにしていました(義母が病院行を強く希望したとのこと)。

金曜日、施設付の看護師さんから夫に「痛みもかなり治まったようだし、医師も整形外科の受信は不要と言っている。ご本人さんも病院は行かなくてもいいと言っている。ただ、ご本人さんが25日に息子さんが面会に来ると思って楽しみにしている」とのことで、昨日7月25日に施設を訪問しすると、義母は車いすのままトイレに行っているようなので、まずスタッフさんの話を聞いてみました。

やはり、今はおそらく杖で歩けるのに、車いすに頼り切る生活で、リハビリの時に理学療法士さんが車いす離れができるようなリハビリをしようとしても、痛いからという理由でかなりの強い口調でリハビリも拒否、車いす離れも拒否したとのこと。

あちゃー、やってしまいましたか。

義母は自分の意に沿わないことがあると、わたしがびっくりするくらいのかなりきつい物言いをするので、この施設に来た時も施設付の医師が「スタッフのトラウマになるといけないから、この人はこういう人だと申し渡しをしてください」と看護師さんに言い渡していたくらいなのです。

まずは、スタッフさんに謝りました。

施設としては、「本人が痛みを訴える以上、車いす離れを無理強いすることはできない」とのこと。

それも理解できましたが、もし義母が今本当は動ける状態にあるのに、楽ちんだからと車いすから離れない生活をしていたら、身体機能は確実に衰えてしまいます。

現時点での症状では病院の受信は不要とは聞いていましたが、夫と相談し、

「医学的には問題がないから車いすから離れ、リハビリもすることができる」のか、

「今の症状では無理をさせてはいけないのか」、

専門家に判断していただくために、やはり義母を整形外科に連れていくことにしました。

そんな話をしているうちに義母が車いすでトイレからでてきたのですが、その表情をみて「まずい」と思いました。

なんといったらいいか、魂の抜け始めている人に見えたのです。

声をかけているこちらをみてはいるけれど、心ここにあらず。

誤解を恐れずにいうなら、正気を失いかけている人のように見えました。

このまま車いすに座り続けていたら、この人は、自分でものを考える力を失ってしまうんじゃないだろうか。

それでも、これから病院にいくというと素直にきき、「わたしたちの車には車いすは乗らないから、杖をついていこうね」というと、すぐに車いすから立ち上がり、杖を突いて歩き始めました。

痛みは本人にしかわかりませんが、その歩く姿は、以前杖をついて歩いていたときと同じでした。

病院に持参する書類を準備してもらうのをまちつつ1Fに移動し、義母に椅子に座ってもらい先週のように膝に蒔いているタオルについて、聞いてみました。

今週は、なぜか閉じひものようなもので足に括り付けています。

先週も膝のタオルについては聞きましたが、わざととぼけて聞きます。

「お義母さん、これ、どうしてまいてるの?」

「リューマチやねん」(施設付の医師の診断では、リューマチの症状は見られませんでした)

「これは、自分でまいたの?」

「自分でまいて、ひもはスタッフの人にくくってもろた」

「これ、まいてないとだめかなあ?」

「別に、とってもええねんけどな」

ひもをはずすと、フェイスタオルが2枚もまかれていました。

外した後で特に何もいっていなかったので、やはり「なんとなくまきたかった」「なんとなくまくとおちつく」だけだったのかもしれません。

話しているうちに、義母の表情がいつも通りに戻っていました。

受け答えも、しっかりしています。

そして、義母が、「ひっでえ目にあった」というので、どうしたのか聞いてみると、「びっくり腰(ぎっくり腰のこと)になってな・・・」

やはり、本当のぎっくり腰ではないにしても、ひねるかどうかして腰を痛めたのは本当だったと思うのです。

ただ、その痛みがとれてきたら、(専門家のGoがでれば)やはり車いすに頼り切るのではなく、杖を使って歩くようになってほしいのです。

近江八幡駅近くの整形外科は、土曜日の昼前という時間のためなのか、結構にぎわっていました。

待合室の椅子で義母の隣に座り、義母に話しかけながら、レイキを当てていきます。

人前ですし、義母にレイキを説明しても「?」だと思うので、全てのポイントは抑えられなくても、頭頂部から足まで、少しずつレイキを当てます。

一時は人に触れれることを極端に嫌い、危なっかしい時に支えようとしても「いらわんといて!」とはねつけられたものでしたが、今は全く抵抗がないようで、されるがままにしています。

そしてレントゲン撮影後、医師の診察を受けました。

医師はそのレントゲン撮影を見て、

「原型をとどめないほどまがっているね~」

(義母の背中は、わたしが初めて義母に会った時から、すでに骨が飛び出しそうにまがっていました)と言いつつ、

義母が極度の骨粗しょう症で、背骨のいくつかがぺたんと潰れ、その間に原型をとどめる骨があり、今の状態になっていることを伝えてくれました。

(あとで夫に聞くと、義母は自分で乳製品をとることはなかったようです)

背骨がそれだけまがっているので、それが脊椎に影響して痛みが出る可能性もあるようでした。

治療方法としては、骨粗しょう症の飲み薬を出していただくことで、これ以上症状が進むのを止め、症状の改善をはかるとのこと。

リハビリも、して構わないとのことでした。

家族としては、専門家であるこちらの先生に

「現在の症状なら、服薬しながらリハビリも可能だし、車いすを使用しなくてもよい状態なので、身体機能の低下を防ぐためにも杖をついて歩いた方がいい」

という太鼓判を押していただきたかったのです。

義母は専門家の判断があってもなくてもあまり気にしないかもしれませんが、専門家のお墨付きがあれば、入所施設のスタッフの方に「医師からもリハビリを受けてよいし、車いすではなくて杖で差し支えない」という診断をいただいているので、本人の車いす離れのために力を貸していただきたい」とお願いできますから。

そのことを医師に話すと、

「その太鼓判は、押せません。

自分は施設側の人間ではなく、入所者の医療方針を決められる立場ではない。

やはり施設の方針で判断してもらうしかない」

今の症状で身体機能低下を防ぐために車いすを離れたほうがいいのか、それとも車いすを使っておいた方がよいかについてどのように思われますか、と重ねて聞いてみましたが、

「今の状態では、もし転んだりしたときに骨折するリスクも大いにある。今の状態では手術は不可能だし、自分の立場で今の状態で車いすをやめたほうがいいとは断言できない。どれだけスタッフが見守りができるかという施設の体制よっても違うだろう。

ただし、リハビリは受けてもらっていいし、そのように施設側に書くことは可能」

というお話でした。

つまり

・骨粗しょう症の治療は行う

・歩行はできるが、外部の医師としては杖歩行のほうがいいとも、車いすを使うべきだとも判断しかねる

(ただし、見守り体制がしっかりしていて、転んだりするリスクをなくせるのであれば、身体機能低下を防ぐために本当はつえ歩行のほうが良い、というニュアンスのことを、断定せずにおっしゃっていました)

・リハビリは可能なので、そのように施設に対して診断書に記入する。

もちろん、医師も身体機能の低下を防ぐべきことは十分ご存知ですし、今の症状がそこまでわるくないので、完全に「車いすで過ごすべき」ではないのです。でも、何かが起こった時の責任が取れない以上、万一の時にリスクがかかるような判断はできないのです。

施設も、外部医師も、どこでも不要な責任をとるリスクは避けたいでしょうし、納得できます。

やはりここは家族が腹をくくって決断し、施設側に希望をお伝えするしかありません。

夫とは、リスクがあることはわかりつつも、やはり身体機能の低下を防ぐために、できるだけ車いすよりも杖で歩いてほしいよね、という話をしました。

家族によってもその判断は異なるでしょうが、それがわたしたち夫婦の決断でした。

まずは会計を待つ間に、義母に話をしなくては。

施設ではいつの間にか4か月前の義母の入居時より車いす使用人口がかなり増えていて(夫も同じことを感じたそうです)、施設の入所者の皆さんの前では話しにくいので、ここで話したのです。

「お義母さん、先生に診ていただいたら、お母さんは骨粗しょう症なんだって。

だから、お薬を出していただけるんだって。

リハビリもして大丈夫って言われたから、リハビリもしてみてね。

車いすは楽ちんだけどねー、自分の足で歩いたほうが楽しいし、体が元気でいられるよ。

辛い時はむりしたらだめだけどね。

奥村さん(親戚の方)から貸してもらった杖、辻さん(義母が一番好きなスタッフさん)がかわいいマスコットつけてくれたもんね。

またこの杖で、歩いてみようよ。」

義母も、本当は自分で歩いたほうがいいことは、わからないわけではないと思うのです。

施設に戻り、まずは義母に取り置きをしていただいていた昼食を出していただき、義母が食べている間にスタッフさんとお話ししました。

ちなみに、義母はこの間特に痛みを訴えることもなく、杖をついて以前のように歩いていました。

痛みは本人にしかわからないので、ゼロかどうかはわかりませんが・・・。

そして、家族の希望として、どうしても痛みがでるときは無理はできないが、そうでなければできるだけ義母の車いす離れを促していただき、リハビリも受けさせていただきたいとお願いしました。

強い口調で言うと、その10倍以上の口調ではねつけるので、できるだけマイルドに「自分で歩けた方が、楽しいよ」と伝えていただくようにお願いして。。。本当にご面倒をお願いしているのは、重々承知なのですが。

とはいっても、今日これだけ歩けていても、また車いすに座れば、その瞬間から車いすにべったりになってしまいます。

そこでこの鬼嫁(ウソです)、外出前に義母の部屋に戻した車いすを義母の食事中に撤収していただくことをスタッフさんにお願いしました。スタッフさんも「本当は車いす離れをさせたいのはやまやまだけど、ご本人が強硬に嫌がるから無理にできない」という雰囲気だったので、家族が依頼をするとすぐに対応してくださいました。

義母はまだ食事中でしたが、そのあと主人が職場の滋賀の研究所に立ち寄る予定もあり、義母にもう一度、

「痛みがひどい時は無理してはいけないけれど、痛みがだいぶよくなったので、また杖で歩いてみようね。

お医者さんも、リハビリもして大丈夫っておっしゃっていたから、がんばってみてね。

それから、転ばないように、気を付けてね」

と言葉をかけると、「今日はありがとう」とそこで見送ってくれました。

その後、わたしを近江八幡駅で降ろして、夫は研究所へ。

わたしはJRで草津に移動し、ライフコンパス関西チームのランチ会に参加し、とても楽しいひと時を過ごしました。

(それについては昨日別途Facebookに投稿しておりますので、よろしければそちらをご覧くださいませ♪)

夕方には夫とまた草津駅前で待ち合わせて車で帰宅、録画していた番組をみつつ、帰る途中で買ったお惣菜で夕食、という1日でした。

当面のところ、わたしにできるのは

・義母に毎日遠隔でレイキヒーリング

・「お義母さん、自分の足で歩けるほうが楽しいですよ~」という潜在意識コミュニケーション

・「お義母さん、リハビリしてますか?歩くときは転ばないように気を付けてね」とはがきで繰り返し伝える

の3点セットかなと思っています。

そして、義母のあの骨がつぶれたレントゲン写真を見て夫もわたしも結構ショックを受けたので、カルシウム摂取に励もうと心に誓ったのでした。


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